スレッジが古巣の日本ハム相手に、あいさつ代わりの同点弾を放った。
1点を追う四回にダルビッシュが投じた外角高めの球を振り抜くと、快音を残した打球が左中間スタンドに飛び込んだ。スレッジは「高めに浮いた球を、ラッキーなことに逃さず打てた」と納得の様子。
日本ハムの選手がスレッジの登場曲を使用するなど、周囲が凱旋(がいせん)ムードを盛り上げた。スレッジは「チームメートだったころからダルビッシュと対戦したらどんな感じなのか興味があった。日本の最高級のピッチャーであることがあらためてよく分かった」と上機嫌だった。
◆好投手から3得点
横浜打線は、ミスにつけ込んで好投手ダルビッシュから3点を奪った。
七回は、先頭の早川の四球などで無死一、二塁とし、パスボールで好機を広げると、内川の二ゴロで勝ち越し。続く村田がとどめの右前適時打を放った。
指揮官は「全員で何とかしようという気持ちが出ていた。ホームランとかもいいけど、内川のセカンドゴロは大きい」とねぎらった。
スコアラーが提示したダルビッシュ攻略法も生かされたという。杉村打撃コーチも「スコアラーに感謝したい。選手はファウルで粘ったりして、ダルビッシュをイライラさせた」と、うなずいていた。
【】