横浜ベイスターズの新人筒香(つつごう)嘉智(18)が1日、横浜高校の卒業式に出席した。前日にキャンプ地沖縄から戻ったばかりだが疲れは見せず、久しぶりの同級生との再会に笑顔を見せた。
卒業証書を手にした筒香は「野球だけでなく、社会人としてのあり方も教えてもらった。内容の濃い3年間だった」と高校生活を振り返った。高校時代の印象深い試合に最後の夏の横浜隼人戦を挙げ、「自分たちの代で甲子園で優勝したかった。負けて本当に悔しかった」と語った。
今後のオープン戦でも1軍帯同が決まっているが「自分の実力が通用しているとは、まったく思っていない。しっかり勉強して、早くすごい選手になりたい」と筒香。この日の学生服の下は野球用のアンダーシャツで、「ワイシャツは後輩にあげてしまった」と、“野球一色”の生活ぶりがうかがえた。
同校野球部の小倉清一郎部長(65)は「遠くに飛ばす能力は(横浜高校でも)歴代ナンバーワン。1年目から通用するほどプロは甘くないが、将来は本塁打王になってほしい」とエールを送っていた。
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