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コラム「フルマーク」/光る勝負強さ山崎

ベイスターズ | 神奈川新聞 | 2009年9月27日(日) 21:02

6回横浜2死満塁、山崎が中前に適時打を放つ=甲子園
6回横浜2死満塁、山崎が中前に適時打を放つ=甲子園

荒々しい原石が一瞬、強烈な閃光(せんこう)を放った。

1点差に詰められた六回2死満塁。ここで阪神は4番手の右腕・金村暁をマウンドへ。右対右。しかし、田代監督代行はルーキー山崎をそのまま送り出した。

初球は外角直球のボール球。2球目の外角スライダーに反応したがスイングせずに見送った。カウント1-1。3球目のパームボールを山崎は見切って引き付け、素直に中前へはじき返した。

山崎は開幕戦で3安打。新人としては球団史上初の快挙を果たした。その後は主に打撃面でプロの壁にぶつかり、湘南降格も経験。横浜商大時代とは違い、プロは一年を通してのパフォーマンスを要求され、「正直、体がつらいときもあった」。

プロ生活はすべてが初めてのことばかり。毎日が新境地の開拓でもある。大成した選手の誰もがそうであったように、この青年も陰の努力を怠らなかった。「夜、寝ている時にふっとイメージが膨らんで、気が付いたら起きてバットを振っているんです」

そういえば内川も同じことを言っていた。貪欲(どんよく)に吸収し、そして自分に向き合い研さんすること。「プロは最後は誰も守ってくれない。自分を信じてやるしかない」。この勝負強さが、山崎の本性だ。

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