田代監督代行「工藤ナイスピッチング」/中日戦から
ベイスターズ | 神奈川新聞 | 2009年9月27日(日) 17:10
◆ 田代監督ひと言
「工藤がナイスピッチング。大ピンチでの気持ちの持ち方を若い選手に見習ってほしい。高宮も高崎もいいピッチングができるんだけれど、安定したものを見せないと信頼できない。中日に勝ち越せたことを自信につなげてほしい」
◆ 選手ひと言
吉見(4回を5安打3失点)ピッチャーに打たれてしまったことが今日の自分のすべてです。
◎ 金城が役割果たす
金城が3安打2打点の活躍でリードオフマンの役割を果たした。
五回2死満塁の絶好機で左打席から外角球をはじき返し、追撃の左前打。1点を追う七回は1死一塁で右中間を破る適時二塁打で同点に追い付いた。「追い込まれると厳しい投手だから」と、ともに中田のファーストストライクを狙ったのが結果に結び付いた。
この3連戦はいずれも「1番中堅」でスタメン出場し、連続マルチ安打。金城は「状態がいい。チームが勝つとうれしいので、この調子を続けたい」と充実した表情だった。
(ナゴヤドーム)
◎ 工藤、窮地をしのぐ
今季限りで退団が決まっている工藤が1点リードの八回1死満塁から登板。打者2人を巧みにかわし、窮地をしのいだ。
左打者の李炳圭を一塁ゴロに仕留めた後は右打者の平田だったが、指揮官は「ここは工藤に任せた」と続投。その期待に応え、外角のシュートと内角のスライダーで追い込み、9球目に渾身(こんしん)の直球で見逃し三振を奪った。「最後は見逃してくれるという確信があった」と、ベテランらしい投球術が光った。
ナゴヤドームでの今季最終戦とあって、出身の愛知では横浜のユニホーム姿は最後。工藤は「野球が好き。こういう場にいさせてもらえるだけでありがたい」と感慨深く語った。
(ナゴヤドーム)
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