横浜DeNAは7日、渡辺直人内野手(32)と西武の長田秀一郎投手(33)の1対1の交換トレードが成立したと発表した。投手陣が不安定な横浜と、内野手に故障者が出ている西武の思惑が一致した。
鎌倉学園高出身の右腕長田は、2003年に慶大から自由獲得枠で西武に入団。今季は16試合に登板して2敗、防御率5・28だった。通算は262試合で14勝19敗1セーブ、防御率4・41。
渡辺直は三菱ふそう川崎から07年に楽天入り。10年オフに金銭トレードで横浜に移籍したが、今季は14試合の出場にとどまっていた。
渡辺直は「短い時間でしたが、横浜スタジアムの声援は忘れません。新しいチームでも精いっぱい頑張る」、長田は「横浜DeNAベイスターズでも頑張りたい」と各球団を通じてコメント。横浜の高田繁ゼネラルマネジャーは「先発、中継ぎともに苦しい状況なので、一人でも多く投手が欲しくて長田投手を指名させてもらった。実績のある投手で期待している」との談話を出した。