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横浜DeNA:「打高投低」くっきり、セ・パ交流戦が14日開幕

ベイスターズ | 神奈川新聞 | 2013年5月14日(火) 00:21

4月19日の中日戦でサヨナラ本塁打を放ったブランコ=横浜スタジアム
4月19日の中日戦でサヨナラ本塁打を放ったブランコ=横浜スタジアム

横浜DeNAは横浜スタジアムで、パ・リーグ3位の楽天を迎え撃つ。交流戦は2008年から10年まで6勝18敗、11年が7勝13敗(4分)、昨年は9勝14敗(1分)と5年連続で負け越し中だが、リーグ3位(18勝20敗)の今季は07年以来の勝ち越しを狙う。開幕から50日。これまでの歩みを振り返り、交流戦を展望する。

■「バズーカ」本領

例年になく頼もしいのが、開幕前に中畑監督が「バズーカ」と表現した打線だ。リーグトップの164得点を稼ぎ、10日の巨人戦では七回に2本塁打を含む7連打を浴びせて7点差をひっくり返した。

その中核を担うのが18本塁打、45打点で打撃2冠の4番ブランコ。4月には14本塁打で59年ぶりに球団の月間本塁打記録を塗り替えた。主に主砲の後に座り、リーグ3位の打率(3割4分9厘)をマークしている中村の存在も大きい。

見逃せないのが、2番に定着した内村の働きだ。打率は2割4分8厘だが、リーグトップの16犠打に加え同2位タイの10盗塁を決め、チャンスメークの役割を果たしている。

さらに新戦力のモーガンが上昇気流に乗り、多村は4本塁打、松本も打率3割4分7厘と打ちまくり、「(選手層の厚さが)昨年とは比べようもない」と指揮官。昨季2度のサヨナラ勝ちがすでに4度と、終盤の勝負強さも光る。

ラミレスを指名打者で起用できる交流戦では、一層の得点力が期待できる。中畑監督は「失点は覚悟した上でそれを上回る点を奪える攻撃陣がそろっている」と自信満々だ。

■大型補強も不発

だが、そんな強力打線でも、脆弱(ぜいじゃく)な投手陣をカバーしきれない。両リーグ最多の182失点を重ね、チーム防御率もリーグ最下位の4・46。「打高投低」の現状に「野手陣の足を引っ張ってばかり」と友利投手コーチの悩みは深い。

最大の誤算は、先発の柱として期待した左腕ソトの不振。先発した4試合のうち3試合で五回まで持たず、早々にローテーションから外れた。エース候補の高崎も期待に応えられず、先発の座を追われた。

オフの大型補強で移籍してきた投手6人のうち1軍に残っているのはソーサただ1人。ローテ入りを期待されていた国吉、加賀美はいまだ2軍でくすぶっている。

開幕前に「投手陣の責任は俺一人が背負う」と宣言した友利コーチ。交流戦では若手を積極的に起用する方針だが、崩壊寸前の投手陣を立て直せるか。

にわかに脚光を浴びるのが、12日の巨人戦で8回無失点と好投したルーキー三嶋と、ロングリリーフで4試合に登板して無失点の3年目の小林寛。交流戦での先発起用の有力候補だ。

3時間半ルールが撤廃され、延長戦が増えた今季は「投手層が薄い、うちには不利」(友利コーチ)。若手の成長がチーム浮沈の鍵を握る。

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