プロ野球の横浜DeNAベイスターズの中畑清監督(59)が29日、県庁と横浜市役所を訪れ、黒岩祐治知事と林文子横浜市長に、2月から沖縄県宜野湾市で始まる春季キャンプに向けての出発のあいさつをした。知事、市長からの激励の言葉に中畑監督は「いい補強もできたので期待に応えられるようにしたい」と決意を口にした。
中畑監督が黒岩知事を訪ねるのは、監督就任以来初めて。一緒にゴルフをプレーしたこともある仲で、中畑監督は「自分は半分、神奈川県民。もっと早く来ればよかった」と黒岩知事と再会の握手を交わした。
黒岩知事は「県として力を入れることもやぶさかではない。神奈川全体で応援したい」と支援を約束。元本塁打王のブランコ内野手が加入するなどの大型補強にも話は広がり、中畑監督は「野球は点取りゲーム。今年はいろいろなスタイルの野球を見せられるはず」と抱負を語った。
続いて訪れた横浜市役所では林市長が土産物を手に出迎え。シーズンスローガンの「勝」にちなんだ地元銘菓「勝サブレ」を手渡した。「勝ちにこだわりたい」と話す中畑監督に林市長は「決意を聞かせてもらった。今年こそは期待したい」とエールを送った。
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