
初のクライマックスシリーズ(CS)進出に向け、正念場がやってきた。出場圏内の3位にいる横浜DeNAは5日、2ゲーム差の4位につけるヤクルトとの3連戦(6~8日)に備えて横浜スタジアムで井納ら先発投手陣が練習した。
シーズン残り16試合のうち、ヤクルトとの試合は7戦を占める。今季はこれまで11勝7敗と勝ち越しているが、相手は川端、雄平ら主力にけが人を抱えながら8月は15勝9敗の好成績を残しただけに侮れない。
鍵を握るのは先発投手だ。苦手の阪神との3連戦(2~4日)を2勝1敗で勝ち越せた要因は3戦で21回4失点に抑えた先発陣にあった。
注目は8日の3戦目に起用される見込みの石田。2日の阪神戦で7回2失点と好投して勝利をたぐり寄せた勢いそのままに、プロ初の中5日での先発を迎えそうだ。今季のヤクルト戦は2戦2勝、防御率1・50と相性のいい左腕は「いい流れで投げられている。どんな試合でも勝ちにいく」と気合十分。
6日のカード初戦を託された井納は、ヤクルトには2014年7月を最後に白星から遠ざかっているが、「過去の成績は関係ない。先頭打者を抑えることが大切」。7日に先発予定の三嶋は「大事な時期に投げさせてもらえ、味わったことのない緊張感がある。結果だけが求められる」と口元を引き締めた。