オープン戦・ロッテ13-4横浜DeNA
石田が大役へ好感触 開幕前最後の登板、3被弾も 3月23日・ロッテ戦
ベイスターズ | 神奈川新聞 | 2017年3月24日(金) 02:00
【フルマーク】首脳陣の信頼揺らがず
開幕投手の大役を託されている石田は、オープン戦最後の登板を5回5失点で終えた。3本塁打を含む7安打を許すなどファンが気をもむ結果ではあるが、3年目の左腕は「少し高いと(スタンドに)運ばれる。今回でつかめた」とあくまでも収穫を強調した。
2ランを2発食らった四回。自らの球威の現在地を探るべく、普段は変化球でかわすカウントであえてストレートを投じたという。一方で試合を通じて確かな感触も得たとも話す。
一回の先頭打者、ロッテの荻野を空振り三振に仕留めた直球は146キロを計測した。「指にかかったけど、あんなに(球速が)出るとは」と自身も驚くほどだった。マウンドを降りた後はブルペンに直行し、20球ほどを投げ「指にかかる感覚」を体に染み込ませた。
首脳陣の信頼は揺らいでいない。ラミレス監督は「問題ない。序盤は良かったし、全体的に悪くなかった」と評し、篠原投手コーチは「指にかかった球がいい。何の心配もないね」とお墨付きを与えている。
オープン戦は2試合で11回6失点。「不安もある」と吐露するが、誰にも負けないほど汗を流してきたという自負がこうも言わせる。「練習はうそをつかない。だから楽しみの方が大きい。自分のやってきたことを信じる。やるしかない」
ラミちゃん☆ゲッツ
「白崎は打撃の状態がいい。4本塁打はオープン戦で(12球団)トップだね。開幕戦の三塁のスタメン? 今はまだ皆さんに答えを与えられないよ」
宮崎、復調の3安打
ここまでのオープン戦で打率1割台と不振だった宮崎が3安打をマークした。
一回1死一塁で真ん中の直球を芯で捉え、右翼フェンス直撃の二塁打に。三回には外角のスライダーをバットの先に乗せて中前へ運ぶなど復調ぶりを示した。シーズン開幕に合わせて状態を上げてきた28歳は「自分のスイングができている」と手応えをにじませた。 (横浜)
選手ひと言
白崎(八回にソロ本塁打を放ち、これで12球団トップタイのオープン戦4発目) 本塁打はたまたま。昨年もこの時期に調子が良かったが、シーズンでは結果を残せなかった。浮かれないようにしている。