右肩の肉離れのため2軍で調整している横浜DeNAの大貫晋一投手(29)が19日、ファームのロッテ戦で実戦復帰し、1回を2安打1奪三振無失点に抑えた。開幕1軍は絶望的だが、木塚投手コーチは20日、取材に応じ「バッターに投げられたことは喜ばしい」と胸をなで下ろした。
5年目の大貫は昨季、エースの今永と並ぶチーム最多の11勝を挙げ、今季の開幕投手に強い意欲を見せていたが、1日からリハビリ組に合流していた。
今後も状態を見ながら2軍で投球イニングを伸ばしていく見通し。木塚コーチは「彼は投げられればいいだけの投手じゃない。チームをけん引しないといけない。まだ少し時間がかかる」と、1軍合流に向けては慎重な見通しを示した。(中西 悠)