
横浜DeNAの伊勢大夢投手(24)がクローザー奪取へ名乗りを上げた。昨シーズン完全復活を遂げた守護神山崎が6年契約で残留も、「周りに『伊勢の方が上だ』と思わせたら(抑えの)ポジションを奪える。そういう存在にならないといけない」と意欲を隠さない。定位置死守か世代交代か-。早くもクローザー争いが始まっている。
12球団最多の71試合登板で防御率1・72、球団新記録の42ホールドポイントの堂々たる成績を引っ提げて故郷熊本に帰省したオフ。実家に積み上がっていた100枚ほどのサイン色紙に目を丸くした。「『書いてほしい』って。活躍するとこんなにくるのか、と」

熊本・九州学院高の2学年後輩で、三冠王のヤクルト村上にも再会し、言葉を交わした。「『お互い、いいシーズンだったね』と。やっと同じレベルの会話ができるようになった感じ」。自らの立ち位置の変化を、感慨深そうに振り返る。
調整法にも抜かりなし
DeNA伊勢、守護神に意欲「ヤスさんに6年もさせない」
シートノックを受ける伊勢=9日、厚木市 [写真番号:1134867]
キャッチボールなどで汗を流した伊勢(右)=9日、厚木市 [写真番号:1134868]
キャッチボールを終え談笑する三嶋(右)と伊勢=9日、厚木市 [写真番号:1134869]