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DeNA番記者ベストゲーム3選(下) ハマの救世主たち

ベイスターズ | 神奈川新聞 | 2022年12月30日(金) 11:00

 3年ぶりのリーグ2位でクライマックス(CS)シリーズに進出した2022年の横浜DeNAベイスターズ。シーズンを振り返れば、今永昇太投手の無安打無得点試合、山崎康晃投手の史上最年少200セーブ達成、球団新記録の本拠地ハマスタ17連勝といった輝かしく、感動的な試合を思い起こす。また伊勢大夢投手がCSでチームの窮地を救うなど、若手の躍動も記憶に新しい。

 現地で取材を重ねた神奈川新聞の若手番記者にとって印象深かった試合とは─。「ベストゲーム」と題して3試合を厳選した。下編は藤江広祐記者。


(1)重圧解き放たれたムードメーカー

4月6日 横浜DeNA6―1阪神(延長12回)(甲子園)

サヨナラ勝ちを決める殊勲打を放つなど勝負強い打撃を見せた大田=横浜(資料写真)

 ベテランがバッターボックスで放つ緊張感は、甲子園バックネット裏の記者席にまでひしひしと伝わってきた。

 昨オフに自由契約で北の大地を離れ、ベイスターズに加入した大田。地元の東海大相模高で名をはせ、プロでも実績、経験を積み重ねた大砲はしかし、オープン戦で打率0割台と本来の力を発揮できずにいた。

 
 

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