
「相手の隙を突く野球」の浸透を図った三浦体制2季目の横浜DeNA。意識改革のキーマンとして手腕を振るったのが石井琢朗野手総合コーチ(52)だ。来季はチーフ打撃コーチに配置転換となり、得点力向上の重責は一層大きくなる。残った課題と向き合い、次なる戦いを見据えた。
─古巣に戻って1年目を終えた。
「選手個人の成長は比べる対象がないので分からないが、種はまけたかなという感じ。監督の方針でいろいろ春から(試合形式の)ケース打撃などを特化してやってきた中で、僕もそれに基づいて指導し、選手も応えようとした。打線は開幕からシーズンが終わるまで結局ベストの布陣が組めないまま終わってしまった。だが選手が安打だけでなくても1点を取るんだという意識を持った戦いはできたのかなという気はする」
─クライマックスシリーズでファーストステージ敗退となった要因は。
DeNA改革のキーマン、石井コーチに聞く 課題や役割は
森にバントの手本を示す石井コーチ(右)=9月、横浜 [写真番号:1121731]
マンツーマンでソトのティー打撃に付き添う石井コーチ=9月、横浜 [写真番号:1121732]
試合前練習のミーティングで選手らに話を伝える石井コーチ=9月、横浜 [写真番号:1121733]