三浦監督が率いて2年目の横浜DeNAは、73勝68敗2分けで3年ぶりの2位に食い込んだ。クライマックスシリーズ(CS)ファーストステージで3位阪神に敗れたが、一時は首位ヤクルトに迫るなどチーム力は底上げされた。最下位からの「横浜反撃」を掲げた1年間の進化を追う。
三浦野球の片りんを示したゲームがある。
9月9日の阪神戦。3点を勝ち越し、なお1死一、二塁の五回、主砲牧の打席で塁上の関根と佐野が動いた。代わった直後の相手投手の虚を突き、2球目に今季初の重盗を成功させた。
「打ちやすい状況になった」と牧も右越えの2点打で続き、打者11人で今季最多の1イニング7得点。三浦監督は「一球一球に集中して、隙を突く野球ができている」と手応えを隠さなかった。
盗塁は阪神の半分以下 【下表:主な野手陣の個人成績】
DeNA番長流2年目の進化 得点力向上へ、改革道半ば
-
セーフティースクイズを決める楠本=8月17日、横浜 [写真番号:1117805]
-
主な野手陣の個人成績 [写真番号:1117806]
-
CSファーストステージ第3戦の全体練習前に石井コーチの話に耳を傾けるナインら=10月10日、横浜 [写真番号:1117807]
-
打撃成績 [写真番号:1117808]