球団歴代3位タイの73勝を挙げ、レギュラーシーズンを2位で終えた横浜DeNAベイスターズ。8日からは本拠地・横浜スタジアムで迎えるクライマックスシリーズ(CS)のファーストステージで3位阪神と激突する。今季も本紙でチームの戦いを論評した球団OBの野村弘樹氏が躍進のシーズンを振り返りながら、CS突破へのキーマンや展望を語った。(聞き手・小林 剛)

球団歴代2位タイの月間18勝を挙げた8月の快進撃が今の順位につながった。前半戦は先発がそろわなかったが、8月は今永の5勝を筆頭に大貫、浜口がそれぞれ3勝で続いた。勝ち方として最高の形。先発に勝利が付いて、抑えがセーブをマークする。狭くてホームランの出やすい横浜スタジアムで、チーム防御率3・48の数字は立派だ。投手陣は自信を持っていいし、こういう戦い方ができることを証明した。
好循環生み出した救援陣の安定感
CS突破のキーマン エース今永で勢いを
ファーストステージ第1戦の先発が濃厚な今永=9月25日、神宮 [写真番号:1115629]
野村弘樹さん [写真番号:1115630]