6年ぶりの最下位に終わった2021年シーズンを、選手の「VOICE」で振り返る。

横浜DeNAの三嶋一輝投手(31)は開幕から任された守護神の座をシーズン途中で明け渡した。安定感を誇った昨季とは一転、防御率4・08、3勝5敗23セーブの不本意な成績に、プロ9年目の右腕は何を思うか。(構成・小林 剛)
─責任感が強いからこそ、苦しかったのでは。
「この順位を含めて、大事な時期に踏ん張れなかった、とずっと思っていた。僕自身も初めてクローザーの場面で逆転されたり、同点を守れなかったり。五つの負けが付いている。9年間で一番悔しい思いをした。一番泣いたし、寝られなかったことも多かった」
─本当に泣くことも。
守護神・三嶋一輝「9年間で一番悔しい。1人の時は泣いた」
シーズン途中にクローザーから配置転換された三嶋(右)=9月22日、横浜(立石 祐志写す) [写真番号:889795]