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五輪、後半戦、若手選手… DeNA社長に聞く「これから」

ベイスターズ | 神奈川新聞 | 2021年8月31日(火) 05:00

 ベイスターズが約3カ月ぶりに横浜スタジアムへ戻ってくる。

 東京五輪のソフトボールと野球で日本代表が金メダルを獲得したハマスタで、横浜DeNAは新たな歴史をつくれるか。

 球団の木村洋太社長(39)は本拠地を離れた日々を振り返りながら、後半戦のビジョンや次世代に残すレガシー(遺産)について語った。(聞き手・小林 剛)

野球・ソフトボールの主会場となった東京五輪を経て、約3カ月ぶりに横浜スタジアムで練習する先発投手陣ら

 ─3カ月間もホームを離れた。

 「今回はオリンピックという大きなイベントが理由とはいえ、ルーティンを大事にする選手やチームに負担を強いることになってしまった」

 ─ビジネス面ではオリジナルグッズ販売などを手掛けた。

 「『東京ドームお借りします』といった、いつもと違うプロモーションにトライし、われわれらしいやり方ができた半面、得意とする演出は苦労した。各球場の事情でできないことがあった」

 ─コロナ禍対応で緊急事態宣言が2日に発令され、集客にも苦労した。五輪も横浜スタジアムなど大半の会場で無観客での開催となった。

 「東京ドームで開催すると決まったタイミングでは、4万人という箱にファンをどれだけ集めて盛り上げられるか(という期待があった)。当時と想定に比べて相当なギャップがあった」

 「無観客は仕方ない。とはいえ、増設した『ウィング席』が使われないばかりか、関係者しかいない寂しさがあった。観客を入れれば、その歓声が外に染み出し、街の雰囲気となる。優勝した日も正直、街の雰囲気を変えるまでには至らなかった。そこは残念」

約3カ月ぶりに横浜スタジアムで練習する浜口ら先発投手陣

 ─ただ、ソフトボールと野球で金メダルを得た事実は揺るがない。東京五輪で新たな気付きは。

 「ベーブ・ルースが試合をした『平和球場』から続く歴史に、今回の五輪が加わった。レガシーをどうつないでいくか。JOC(日本オリンピック委員会)としっかりコミュニケーションを取りながら、何か形に残せればと思っている」

 「フィールドの見せ方がいろいろあることが分かったし、米国メディアがデッキから夕日を撮影した写真を『ヘブン』(天国)という表現で拡散してくれた。そういうものもうまく生かしたい」

 ─感染拡大が続き、横浜スタジアムに戻った後も来場を呼び掛けるのはためらわれる。

 「何をするにしてもゼロリスクはない。昨年から球団として最大限の感染予防策を講じている。観客が少ないから演出、試合がつまらなかったということはいけない。来シーズン以降、また訪れたいと思わせる新たな取り組みをしていかないといけない」

 「ライフスタイルが変化するのは当然のこと。一方、スポーツ観戦して盛り上がることは、豊かな生活を送るために必要だと感じる人もいる。いま大々的にやるのは正しくないかもしれないが、良きタイミングで楽しさを伝えたい」

木村洋太氏

 ─グラウンド上の話に移ると、なかなかAクラス入りの足掛かりがつかめない。

 「序盤は監督をはじめチームに負担をかけてしまった。そこを乗り切るため、コーチたちが自発的に役割を変え、流れを変えた。大きく借金を返すまでには至っていないが、組織の内部から自ら変革をしていったことはプラスだ。来年以降につながっていく」

 ─ルーキー牧や2年目の森の活躍が目立つ。

 「森は序盤の苦しい時期に、無理に上げないで我慢した1、2カ月に意味がある。先日、『1番・遊撃』で初先発したが、かつての石井琢朗さんと似ているところがある。夢は膨らむ」

 「Y Talk(ワイトーク)」では今後も、木村洋太社長の球団経営やチームマネジメント、地元横浜への思いなどについて紹介します。=随時掲載

きむら・ようた 1982年横浜市生まれ。東大大学院修了後、米系コンサルティング会社を経て2012年に入社。球場改修計画や横浜スポーツタウン構想などを手掛け、今年4月から現職。39歳。

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