横浜DeNAの大貫晋一投手(27)が汚名返上を期し、11日の巨人戦(横浜)に先発する。ここ2試合連続で早々にノックアウトされ、3連敗中の右腕は「自分の持ち味を見失っていた。反省するところがたくさんあったので、一個一個やっていくしかない」と表情を引き締めた。
4月27日の広島戦(マツダ)は3回を持たずに7失点で降板。今月4日の中日戦(バンテリン)でも3回を8安打、自己ワーストの8失点でマウンドを降りた。根尾にプロ初本塁打となるグランドスラムを献上するなど本来の制球力を欠き、球威でも押し込めなかった。
木塚投手コーチや球団アナリストの助言に耳を傾け、ブルペンではあえてワンバウンドするボールを投げ込むなど調整方法も変えたという。木塚コーチは「もう一度チャレンジし、このままじゃないぞという思いを投球で表してくれたら」と期待する。
チームは今季、巨人戦で4敗2分けと勝ち星を挙げられていない。「しっかり集中して自分の投球をしたい」と大貫。背水の陣で臨む。
ベイスターズ大貫が調整法変更 11日巨人戦先発、復調期す
11日の巨人戦に向けて、キャッチボールで調整する大貫=横浜 [写真番号:615402]
笑顔を見せながらウオーミングアップする中川(左)や大貫=横浜 [写真番号:615403]