横浜DeNAで投手コーチを務めた川村丈夫氏(50)が、監督として派遣された野球の独立リーグ、ルートインBCリーグの「神奈川フューチャードリームス」(BC
神奈川)を指揮して2年目目のシーズンを迎える。就任初年度の昨季は同リーグ南地区で最下位。監督を経験して得た知見や、巻き返しを図る今季の意気込みを聞いた。(
聞き手・中西 悠)

―初めての監督業。1年間で得たものは。
「今までは投手ばかり見ていたので、指導者として偏りがあったと感じた。特に試合全体の流れや打撃を見ることが初めての経験だったので難しかった。ただ、まだまだ
至らない点はあるが、面白さも感じている。野球を見る視点が変わった」
―野手にも目配りしなければならくなったことでどんな変化が。
「技術面はコーチが見るが、打順は監督が決める。例えば、打順の5番と6番を入れ替えていたら得点できたかもしれないというような場面が多くあった。自分が投手だ
ったのでどうしても失点を防ぐという視点になりがちだ。ただ、点を取らなければもちろん勝てない。攻撃と守備での思考の切り替えは常にしていたと思う」
―南地区で最下位という結果についてはどう捉えているか。
BC神奈川・川村監督、2年目シーズン巻き返しに意気込み
就任2季目で優勝を目指すBC神奈川の川村監督(球団提供) [写真番号:1143513]
就任2季目で優勝を目指すBC神奈川の川村監督(球団提供) [写真番号:1143514]