今年の野球殿堂入りが14日、東京都内の野球殿堂博物館で発表され、プレーヤー表彰に日大藤沢高出身で元中日の山本昌氏(56)らが選ばれた。
山本氏は1984年にドラフト5位で中日に入団。3度の最多勝に加え、最優秀防御率、最多奪三振、沢村賞など数多くのタイトルを獲得した。2006年には史上最年長の41歳1カ月で無安打無得点試合を達成。引退を表明した15年には、初めて50代での登板を記録した。
プロ32年間の通算成績は581試合で219勝165敗5セーブ、防御率3.45。
数々の記録打ち立てた「中年の星」
有資格者となってわずか2年。山本昌氏は「(受賞の)知らせをもらったときは混乱するくらいの感情だった」と心境を明かす。プロ32年で数々の最年長記録を打ち立て、「野球が上手なわけではなかったが、周りの人に助けてもらった」と万感の思いに浸った。
山本昌氏が野球殿堂入り 日大藤沢~中日、初の50代登板
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野球殿堂入りが決まり、古田敦也氏(中央)のレリーフの前で記念撮影する山本昌氏(左)と高津臣吾氏=14日、東京都内の野球殿堂博物館(代表撮影) [写真番号:965135]
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日大藤沢高時代の山本昌氏=1983年7月 [写真番号:965136]
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プレーヤー表彰部門で野球殿堂入りした山本昌氏=2019年7月、横浜スタジアム [写真番号:964213]
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プレーヤー表彰部門で野球殿堂入りした山本昌氏=2017年 [写真番号:964214]