「ひげ」に五輪採用への願い込め
スポーツ | 共同通信 | 2023年3月14日(火) 17:24
顔にペイントした「ひげ」に五輪採用への願いを込め、ノルディックスキー複合女子の選手たちが雪上を滑走した。11日、オスロで行われたW杯個人最終第10戦。各国の選手たちが団結し、五輪で男子のみ開催が続くことに抗議の意を示した。
強豪ノルウェーの選手が中心となり、メッセージが伝わりやすい手法を考案したという。今季最高の3位に食い込んだ中村安寿はペンで口ひげとあごひげを描いて臨み「ただ性別が違うというだけで夢を奪われている感じ。ひげを生やして男になれば五輪に出られるのか」と訴えた。
飛躍と距離を組み合わせた複合は第1回冬季五輪の1924年シャモニー大会から開催されてきた伝統競技。
「ひげ」に五輪採用への願い込め
ノルディックスキーW杯の複合女子個人最終戦の後半距離で力走する中村安寿。顔にひげをペイントして臨んだ=11日、オスロ(共同) [写真番号:1146244]