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夏休み向け読書紹介
教室に行こう 鎌倉市立手広中学校

教育 | 神奈川新聞 | 2014年9月15日(月) 16:19

借りる本を2人で話しながら選ぶ
借りる本を2人で話しながら選ぶ

 2014年7月。1年2組の35人に、中学生になって初めての夏休みが来ようとしている。

 そこで、今日の国語の授業の後半は、休み中の読書指導を兼ねて図書室での活動となった。

 小説コーナーで、2人の男子が本を選んでいる。

 「あ、アーサー王だって。この辺りにいいのがありそう」

 「オレも好きなんだ。いいよね」

 「うん。お、アトラス! これはいい! 全部読む」

 「オレ、5冊借りてるからなあ。あと2冊でいいのないかな」

 「シリーズは最初から読まないとねえ」

 夏休みに向けて、1人7冊まで本が借りられることになっている。

 7冊以上の本を机上に重ねて、何か書いている女子がいる。手元には本の紹介カード。

 〈書名〉「今日、恋をはじめます」

 〈本の内容〉「つばきは高校1年生。今どきありえないダサイ高校生だ。そんなつばきは、同じ名前の不良男子に恋をしてしまって…?」

 紹介カードを1枚書くと、図書委員会から「プラス1冊借りられますカード」がもらえる仕組みになっている。

 「もう、私は5枚以上書いてます。ほんとはもっと書きたいんですけど、紹介カードの紙が品切れになっちゃうんですよ」

 窓辺に紹介カードを掲示するコーナーがあり、これを見て、友達が読んだ本を参考にする子も多い。

 「これ、あいつも読んだんだ」

 「わあ、200ページもあるのか。よく読んだな」

 そうつぶやく子を横目に、本をたくさん抱えた子がドアから出ていった。

さまざまな教室から、県教育委員会の指導主事や先生らで構成する「学び見守り隊」がリポート

神奈川県教育委員会では、他にも各校の取り組みを「元気な学校づくり通信『はにい』」で紹介。
http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f420082/


本の紹介カードを書く女子
本の紹介カードを書く女子
 
 

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