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三浦市立初声小学校(三浦市初声町下宮田)

教育 | 神奈川新聞 | 2019年12月24日(火) 11:00

受け継ぐ「だいすき」
130周年行事で、思い込め言葉紡ぐ


心に響く1年生の「だいすき」の声
心に響く1年生の「だいすき」の声

 「だいすき!だいすき‼」。友達、先生、校舎、地域や保護者へ向けた、1年生の「だいすき」の声が潮風アリーナに響き渡る。今日は地域の人たちと共に祝う小学校の創立130周年記念イベントのリハーサルの日だ。

 10分間の群読の中で繰り返される「だいすき」は、130歳を迎える学校のために1年生が自分たちで考え、紡いだ言葉だ。心の底から発せられた「だいすき」が、聴く者の心に響く。

 2年生は、「祭り」をテーマに自作のおみこしを担ぐ。3年生は、キャベツや大根などの地元の農業、漁業、風景のことを大きな絵を使って発表した。

 吹奏楽クラブの美しい音色がアリーナに響く。その演奏を聴いた後は、5年生がグループごとにアリーナ全体に広がっていく。総合的な学習の時間でグループごとに地域の過去から現在を調べたことを、写真や絵を使って発表する。他の学年の児童は、それぞれのグループを自分で選んで聞きに行く。


5年生による地域の調べ学習の発表
5年生による地域の調べ学習の発表

 4年生は、「へらそうゴミ、ふやそう想(おも)い」というテーマで地域の海に流れ着くごみを減らしたいと訴える。

 そして、学校、地域から、世界へ目を向ける6年生は「私たちのふるさと、地球の危機」という、さらに大きなテーマで歌に思いを込めて訴える。6年生の美しく重なり合う歌声が会場を包み込む。地球を守ることは「ふるさと」を守ることだ。

 最後は全校で「ふるさと」をテーマにした歌と、小学校の愛唱歌を歌う。学校と「ふるさと」が重なる。学校も地域も家庭も一人一人の大切な「居場所」になる。

 校庭には開校100周年時の大きなタイムカプセルがある。子どもたちが「だいすき」な学校は、保護者や地域の人たちも「だいすき」な学校だ。きっと、これからも受け継がれていく。

さまざまな教室から、県教育委員会の指導主事や先生らで構成する「学び見守り隊」がリポート

神奈川県教育委員会では、他にも各校の取り組みを「元気な学校づくり通信『はにい』」で紹介。
http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f420082/

 
 

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