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「おーっ」と驚きの声 物語読み深めた瞬間
教室に行こう 三浦市立初声小学校(三浦市)

教室に行こう | 神奈川新聞 | 2017年7月24日(月) 11:22

教師も参加して授業研究
教師も参加して授業研究

 7月6日、6年2組の国語、物語文を読む授業。成長を認めてほしい主人公の「ひろし」と、彼のことをまだ幼いと思っている父親のすれちがいや葛藤を描いた物語を取り上げた。「ひろし」の視点で描かれているため、父親の心情については直接描かれていない。そこで子どもたちは、父親の行動を描いた文章から彼の心情を推察する。考えたことを友だちと語り合い、協力し合っていく。

 「お父さんは息子のひろしをどう思っているのかな。まずは自分の考えを書きましょう。その後、友だちと考えたことを伝え合います。最初は隣の人、次は班で。最後は教室の中を自由に動き回って、たくさんの友だちと伝え合ってください」

 すぐに教室は子どもたちの声であふれる。「やっぱり、そう思う?」「なるほど-」

 最後は先生も参加して、学級全体で議論となった。

 「お父さんはひろしのことを本当に大好きなの?」という先生の問い掛けに、ある子が「大好きじゃなかったら叱ったりしない」と一言。子どもたちの中から「あーっ!」という納得の声が湧き起こった。
「物語の最後『ぼくたちの特製カレーは、ぴりっとからくて、でも、ほんのりあまかった。』って、どういう意味だろう?」

 先生がまた問い掛ける。物語を象徴する文だが、少し難しい。また別の子がつぶやく。「今までの出来事のことを表していると思う。最初はすれ違いばかりのつらい話。最後は二人の距離が近づいてほんのり甘い話」

 それを聞いた子どもたちから「お-っ!」という驚きの声が漏れ、みんなで顔を見合わせる。物語を読み深められたことを実感した瞬間だった。

 この日の放課後。先生たちが6年2組の教室に集まっていた。この授業を行った教室で、残された板書などを見ながら授業について振り返った。ほんの数十分前、子どもたちの活発な声が響いていた教室は、今度は先生たちの熱い議論の場になっていた。


立ち歩き交流で考えを広げる
立ち歩き交流で考えを広げる

さまざまな教室から、県教育委員会の指導主事や先生らで構成する「学び見守り隊」がリポート

神奈川県教育委員会では、他にも各校の取り組みを「元気な学校づくり通信『はにい』」で紹介。
http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f420082/

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