英語使って地元知る
横須賀クイズ出題 「YRPのRって何の略?」

3月13日。1年生の英語の授業。今日の学習活動は、「英語を使って地元横須賀を知る」ことだ。
生徒たちは、3、4人のグループになって、目を輝かせながら、先生から出題された「横須賀クイズ」を解いている。このクイズは、横須賀市教育委員会が発行し、横須賀の中学生に配布している英語副読本「Finding Yokosuka」にある課題の一つである。
「ソレイユの丘の『ソレイユ』を英語にすると何だ?」「夏に咲く花がヒントだから『summer flower』じゃないの?」「いや、『sun flower(ひまわり)』だよ」「○○カレーって、海軍カレーのことじゃないの?」「海軍って英語で何て言うの?」
辞書を使ったり互いに相談したりしながら、答えを見つけていく。
「YRPはYokosukaなんとかParkの略?」「そういえば、Rって何の略だろう?」「Rで始まる単語でしょ…」と生徒がつぶやく。

すると、先生が「あそこには調査や研究をしている会社があるよ」とヒントを出しながら答えを引き出していく。
すかさず生徒は辞書で調べ始める。「調査とか、研究は『research』じゃないかなあ」。生徒の気づきを大切にしながら授業が進む。
「ヴェルニー公園で咲いている花って何だろう」「バラじゃない?」「へー、公園に咲いている花はバラなんだ」「英語でバラは、roseって書くんだ」
答えにたどり着くたびに、初めて知る横須賀のことに感心している。
3年生の時、横須賀について英語で紹介できることを目指して、こうした取り組みを経験しながら学習意欲が高まっていく。地元について知る喜び、英語で伝える楽しさを感じながら、この生徒たちが横須賀と世界をつなぐ「親善大使」となって、英語で横須賀の魅力を発信する姿が見えてくる。
さまざまな教室から、県教育委員会の指導主事や先生らで構成する「学び見守り隊」がリポート
神奈川県教育委員会では、他にも各校の取り組みを「元気な学校づくり通信『はにい』」で紹介。
http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f420082/