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教室に行こう
三浦市立三崎中学校(三浦市三崎町六合)

教育 | 神奈川新聞 | 2021年9月27日(月) 15:00

目標を意識して書く
「きれいな文字」を目指し、学び合う

書いた文章を互いに見せ合い意見交換する

 「バランスがよくてきれいだね!」「バランスがよいってどういうこと?」「字が傾いていないことかな」「中心がそろっているのもそうだね」

 7月に行われた1年生の国語の書写の授業。生徒がそれぞれ持ち寄った小説などから気に入った文章を選び、ノートや作文用紙に書き写す。生徒は、互いに書いた文章を見せながら、字をきれいに書くためのポイントについて意見を交換する。三崎中の1年生は、継続してこの活動に取り組んでいる。

 黒板に「文字をきれいに書こう」と、この授業の内容が示されているが、どうやったら「きれい」に書けるのかは、生徒自身が学び合いを通して発見する。「筆順を正しく」「止め、はね、はらいを丁寧に」「字の濃さを均一に」「やや右斜め上の角度で書く」など、学び合いを通して大事なところが明確になっていく。その中から、各自がより自分の文字をきれいに書くためのポイントを決める。

意識するポイントを明確にして書き写す

 何をポイントにするかを明確にしたら、10分間の書き写しを実践する。その後は書き写した文章の自己評価だ。文字をつなげて書いてしまう癖を自覚していたある生徒は、今回は「ゆっくり書く」ことに意識を向けた。その結果、「つなげ文字がなくなりきれいに書けた」と、納得することができた。

 自己評価で自身の文章を振り返った後は、意識したポイントや実践の結果を班のメンバーに説明する。「最初と比べると別の人が書いたみたい」「文字がうねうねしなくなった」「中心の線があるとすごくきれいに書けるね」と、互いのよくなったところがどんどん見つかっていく。

 文字をきれいに書くために何を意識するのかは、千差万別だ。生徒は学び合いを通して、自らの学びを豊かにしていく。

さまざまな教室から、県教育委員会の指導主事や先生らで構成する「学び見守り隊」がリポート 神奈川県教育委員会では、他にも各校の取り組みを「元気な学校づくり通信『はにい』」で紹介。 http://www.pref.kanagawa.jp/docs/v3p/seitosidou/hanii.html

 
 

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