リーダーシップ育成
率先垂範、目標共有、相互支援を意識
「藤沢清流高校に入学したくなるような商品やサービスを提案しよう」「中学生が欲しくなるような物って何だろう」「高校のサービスっていうと何があるのかな」
これは、学校設定科目「みんなのリーダーシップ入門」において行われた「商品開発ワーク」という授業の一場面である。1年生が、商品やサービスの企画から開発、プレゼンテーションまで一貫して行っていく。
授業では、まず個人で思いつく限り多くのアイデアを付箋に書いていき、次にグループで、アイデアを分類するなどして、企画の形に作り上げていく。その後もアイデアを次々と加え、詳細が決まるとグループ内で役割を分担する。商品やサービスをデザインする生徒、ポスターを描く生徒、プレゼンテーションの原稿を書く生徒などに分かれ、本格的に商品の試作やサービスの試行、ポスターの制作などを行い、自慢の商品やサービスを完成させる。
企画内容はさまざまだ。「清流特製リュックサック」「清流すごろく」「清流1日体験」など、ユニークな商品やサービスのプレゼンテーションに、聞き役の生徒たちは熱心に耳を傾ける。
「みんなのリーダーシップ入門」では、コミュニケーション能力やプレゼンテーション能力の育成を通じて、誰もが発揮できる「リーダーシップ」を身に付けることを目指している。
藤沢清流高校が目指す「リーダーシップ」とは、「率先垂範」「目標共有」「相互支援」の三つを常に意識し、協力して課題解決を図る力、目標を達成するために全員が発揮すべき力である。
生徒たちは、「どのような場面で、どのようにリーダーシップを発揮すべきか」を考えながら行動できるようになっていく。
さまざまな教室から、県教育委員会の指導主事や先生らで構成する「学び見守り隊」がリポート 神奈川県教育委員会では、他にも各校の取り組みを「元気な学校づくり通信『はにい』」で紹介。 http://www.pref.kanagawa.jp/docs/v3p/seitosidou/hanii.html
県立藤沢清流高校(藤沢市大鋸)
インターネットも使い調査、協議する1年生 [写真番号:552923]
上級生対象の「リーダーシップ開発」。さらなるスキル向上を目指す [写真番号:552924]