横須賀佐島 魚行商のおかみさんレシピ (37)
アカモク料理あれこれ
おかみさんレシピ | 神奈川新聞 | 2015年3月18日(水) 00:00

海の「有機野菜」、アカモク。先週のメカブ同様、この時期ならではの食材ですので、いろいろな料理を作りましょう。
今回使うのは、葉のような部分です。枝のような軸の先端を持ってしごき、その部分を取ります。まずは、生のままで使う料理を紹介します。
1品目は炊き込みご飯。といだ米の中に、よく洗ったアカモクを細かく切って入れます。味付けは、お好みのだしと塩、しょうゆ。しょうゆは、ご飯に色がつかない程度にしてください。水加減は、白米を炊くときの量で炊きます。
2品目はみそ汁。葉のような部分をよく洗い、包丁で細かく切ります。これを、火から下ろす前のみそ汁に入れます。ナメコのような、ぬめりが出ます。
次は、ゆでてからの料理です。
ポイントは、温度を高すぎないようにすることと、ゆで時間を1分程度にすることです。
お湯から上げたアカモクを水にさらしてから包丁で切ります。細かく切ってもいいですし、少し粗めに切って歯応えを楽しんでも結構です。これに、三杯酢、マヨネーズ、ドレッシングなどをつけて食べます。うどんやそばなどの麺類に入れても、のどごし良くいただけます。

ゆでて密封すれば、冷蔵庫でも1週間ほどなら大丈夫です。冷凍すれば数カ月保存できます。夏場にそうめんの薬味として使ってもおいしいですよ。
<レシピ=福本 育代>