横須賀佐島・魚行商のおかみさんレシピ(1)
トビウオのなめろう
おかみさんレシピ | 神奈川新聞 | 2014年6月11日(水) 00:00

トビウオは何といってもなめろうがオススメです。
【1】三枚におろして皮をむき、たたきます。小骨が多いので、細かくたたいてください。
【2】(1)の中に、アサツキのみじん切りとみそを入れ、そのまま生でいただきます。
さらに、なめろうにしたトビウオは、いろいろなアレンジができます。
【3】(2)に、かたくり粉と卵を入れてばらけないようにし、一口大のだんごにします。
【4】(3)を、塩を少し入れたすまし汁に入れていただきます。または、フライパンに油をひいてハンバーグのように焼き、おろししょうがとしょうゆでいただくのもおいしいです。
トビウオは春から夏にかけ、相模湾で水揚げされます。旬のトビウオをお楽しみください。

かつては各地に出向き、新鮮な魚を食卓に届けていた水産物の行商。流通業界の環境変化によって今ではほとんど姿を消したが、横須賀の佐島には1軒だけ、てんびん棒の時代から続く行商「マルセ」(屋号)が残っている。3代目で夫の福本忠さん、息子の真昭さんと3人で切り盛りする女将(おかみ)の育代さんが、顧客に口頭で伝えてきた一工夫や「目からうろこ」のレシピを紹介する。イラストは、朝市で手伝うこともある孫娘の倖子さんが担当。
