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志村けんさんに聞く 横浜から踏み出す新たなステージ

K-Person | 神奈川新聞 | 2016年1月31日(日) 11:51

 日頃は時間があれば、新たなネタを考えているそうだ。「切羽詰まって、アイデアが出るときもしょっちゅう。ストレスがたまり疲れてしまう」

 それでも、考え抜いた新ネタを舞台で披露し、大観衆が沸いたときは至福の瞬間が訪れる。「あの快感は、実際に舞台に立った人でないと分からないでしょうね」。だからこそ、ネタづくりにどんなに苦労しても、喜劇人としての仕事はやめられないという。

 喜劇の世界で華々しい実績を次々と築き上げ、今や日本を代表するコメディアンとしての不動の地位に上り詰めた。

 ことし、「喜劇界の巨匠」が横浜から新たなステージに挑む。題して「志村けん笑(ショー)」。2月2日、横浜市中区の神奈川県民ホールが会場だ。


 志村けん笑では、自身が40年以上の芸能活動で極めてきたコントをたっぷりと披露。「バカ殿様」「変なおじさん」「ひとみ婆さん」などのおなじみのキャラが次々と登場する。

 「ライブなので最初から最後まで全部見どころ」と自信を示す。これまでテレビ番組などで共演し続け、気心も知れたダチョウ倶楽部、桑野信義らも勢ぞろいする。

 この10年、東京などで「志村魂(こん)」と題した舞台を開催してきたが、今回の横浜でのショーは、内容をコント中心に凝縮した新バージョンで臨む。

 「ドリフ時代のように全国の地方都市を巡り、多くのお客さんに舞台を楽しんでもらえたら」。その願いを可能にするのが「志村けん笑」だ。

 自身にとって初公演の地となる横浜については、1年半ほど前にレギュラー番組「天才!志村どうぶつ園」のロケで横浜中華街を訪ねたことを覚えているという。ただ、日帰りだったのでゆっくりできなかったようだ。「案内してくれる人がいないと、いい店がどこにあるのか分からなくて」と残念がる。

 「65歳を過ぎたし、自分の好きなことがやれれば十分」と、ことしの抱負を淡々と語った。その上で「昨年はちょっと忙しかったから、ことしは温泉にでも行って、ちょっと楽をしたいですね」。


志村けんさん
志村けんさん

お気に入り

 日々の疲れを癒やしてくれる晩酌のひととき。お酒の種類は食べ物によって替えているが、最近は和食が多いそうだ。

 「まず、芋焼酎を飲んでから、刺し身のときに日本酒を。そして焼酎に戻り、仕上げは濃いめのハイボールかな」

 多忙なため、正月に年に1回だけ訪れている福井県内の温泉にはお気に入りの宿がある。「料理も温泉も部屋もすべていいから、この10年利用している」

しむら・けん
コメディアン。1950年、東京都出身。72年、芸能界デビュー。74年、ザ・ドリフターズのメンバーに。レギュラー番組「8時だョ!全員集合」で「東村山音頭」などを披露し一躍人気者に。80年代後半からは自らの冠番組に多数出演。「志村けんのバカ殿様」「志村けんのだいじょうぶだぁ」は約30年続いている。中年サラリーマンの悲哀を描く「となりのシムラ」も好評だ。
舞台では、「志村魂」を2006年から年1回、東京などで開催。
2月2日の神奈川県民ホールでの「志村けん笑」は、午後6時開場、同6時半開演。全席指定8千円(未就学児は入場不可)。問い合わせはKMミュージック電話045(201)9999。

記者の一言

 相手は日本を代表する喜劇界の大御所だ、巨匠だ。緊張続きの取材のピークは最後に訪れた。

 「お嫌でなければ、このポーズで写真を撮らせていただけませんか」とおなじみの「アイーン」を求めたところ応じてくれた。

 伸ばした右腕の肘をゆっくり折り曲げ、首まで近づけた。顔をすっと前に伸ばし、目をかっと見開いた。カメラマンが「失礼します」と連写。プロの魂を間近に見ることができて、感動していた。

 私は、志村さんより一回り半ほど年下だ。少年時代から志村さんの変幻自在のコメディーを見ては、元気をもらい続けてきた。

 あこがれの大スターにインタビューできるなんて夢のようだ。しかも、多忙な時間をやりくりして30分も受けてくれた。それだけ、今回の横浜公演にかける思いが強いのだろう。







志村けん笑(ショー)のポスター
志村けん笑(ショー)のポスター

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