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【K-person】TUBE
4人で挑戦続け35年目の夏へ

K-Person | 神奈川新聞 | 2020年3月29日(日) 10:24

TUBE


TUBE
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 「シーズン・イン・ザ・サン」「あー夏休み」「夏を抱きしめて」などのヒット曲で、日本の夏を盛り上げる4人。今年、デビュー35周年の節目を迎えた。力強さと大人の色気を併せ持つ前田亘輝の歌声と、バラエティーに富んだ楽曲がリスナーを魅了。昭和・平成・令和の時代を通じて第一線で活躍し、家族3世代でのファンも増えている。

 9月5日には、恒例の横浜スタジアムライブの開催が決定している。同スタジアム周辺では、ライブ当日にTUBEの写真パネル展が開催されたり、オリジナルうちわが配布されたりするなど、横浜の夏の風物詩としてすっかり定着した。今回で32回目の開催となるが「屋外のライブは一番TUBEらしさが出せる。リニューアルしたスタジアムが楽しみ」と4人は声をそろえる。スタジアムという舞台を生かした噴水や打ち上げ花火などの演出にも注目が集まる。

 1年の大きな区切りになっているというこのライブの後は、中華街で打ち上げをするのが定番になっているそうだ。前田は「30年前は、夏でも夜になると上着が必要になるくらい涼しかった。今は尋常じゃない暑さ。疲れ切ってみんな無言で食事していると、店員さんに『元気出しなよ』と言われます」と笑う。

 座間市や厚木市出身の4人にとって、横浜には特別な思い入れがある。「高校生のバンドコンテスト『ヨコハマ・ハイスクール・ホットウェーブフェスティバル』(1981~98年)の決勝が横浜スタジアムだった。結局予選にも残れなかったけれど、憧れの舞台でしたね」と振り返るのはベースの角野秀行。アマチュア時代は新山下のライブハウス「シェルガーデン」への出演を目標に活動。デビュー直後は関内の老舗ライブハウス「セブンスアベニュー」で聖飢魔Ⅱと共演した。

 TUBEならではの音作りについて聞くと「今までやったことのないジャンルでも、すぐにチャレンジできるのが魅力」と語るのはギターの春畑道哉。現在、5年ぶりのフルアルバムを制作中で「民謡とか演歌のようなものも面白いのではないかと思って、初めてのビートに取り組んでいます」と意欲を見せる。

 「あまり型にとらわれなくても、僕たちが作った曲は結果的にTUBEの音になっていると感じる」と語るのはドラムの松本玲二。「ファンの懐が大きいし、楽しみ方がうまい。今年のライブも一緒に盛り上がりたいですね」

チューブ
 4人組ロックバンド。1985年6月にTHE TUBEとして、シングル「ベストセラー・サマー」でデビュー。メンバーはボーカルの前田亘輝、ギター/キーボードの春畑道哉、ベースの角野秀行、ドラムの松本玲二。

 9月5日横浜スタジアムで開催される「TUBE LIVE AROUND SPECIAL 2020」のチケットは4月18日から各プレイガイドで発売。

記者の一言
 夏の湘南を舞台にしたラブソングも多いTUBE。県出身のアーティストが海をテーマにして歌った楽曲は多いが「同じ神奈川でも、みんな見ている風景が違うんですよ」と前田さん。「江の島へのドライブを歌にする時、横山剣さんは横浜から湘南に向かってくるから、江の島を左に見ている。僕らは厚木方面から出発するから海は右側。加山雄三さんは、船に乗って沖合から江の島を見ている。あの人はスケールが大きいです」。風景を想像し、聴き比べて楽しめるのは、県民の特権かも。

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