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松尾由美子さんに聞く 音楽で感じる親子の絆

K-Person | 神奈川新聞 | 2021年6月27日(日) 14:00

松尾由美子さん

 ふわりとした柔らかい雰囲気の中にも、報道の世界で活躍し続けてきた人ならではの芯を感じさせる。朝のニュース番組の顔としても親しまれた、テレビ朝日を代表するアナウンサーだ。昨年6月に男の子を出産し、この春から仕事に復帰した。「久しぶりの現場は緊張しました」と語るが「これまで仕事一筋でしたが、子どもが生まれたことでワークライフバランスも考えるようになった。今は、気負わず等身大で仕事をしていければと考えています」とほほ笑む表情からは日々の充実感が伝わってくる。

 7月10日、カルッツかわさき(川崎市川崎区)で開催される神奈川フィルハーモニー管弦楽団の定期演奏会では、プロコフィエフの「ピーターと狼」でナレーション部分を担当する。子どものために書かれたというこの作品には、幼い頃の大切な思い出があるという。「クラシック音楽が好きだった父が、レコードでこの楽曲をよく聴かせてくれました。ユーモラスな矢田稔さんのナレーションや旋律の美しさを楽しんでいたことを覚えています」。

7月10日午後2時開演、全席指定、S席6千円など。問い合わせは神奈川フィルハーモニー管弦楽団事務局電話045(226)5045

 今回の出演に当たり、実家にしまわれていたレコードを母親が探し出して送ってくれたという。「きれいに音が残っていて、記憶がよみがえった。亡くなった父が応援してくれているみたいだね、と母も喜んでいました」

 歴史あるクラシック音楽番組「題名のない音楽会」の司会としての印象も強いが、実はオーケストラとの本格的な共演は初めてだという。夫である川瀬賢太郎さんが常任指揮者を務める神奈川フィルは「プライベートでは一番多く聞いている楽団」。「フレッシュで、常に挑戦を続けているオーケストラだと思います」とその魅力を語る。サン・サーンス「動物の謝肉祭」やショーソン唯一の交響曲と組み合わせた川瀬さんこだわりのプログラムで、子どもから大人までが楽しめる演奏会になりそうだ。

 幼い頃からピアノに親しみ、現在愛聴しているのは「心が安定する」モーツァルト。「今は子ども用の小さなピアノを息子と一緒に弾いて遊んでいます」と母親としての顔も見せてくれた。最近は地域の子育て支援制度なども気になるようになったという。「今までは全国規模の情報を意識していたけれど、身近な地域のことをもっと知りたいと思うようになった。母としての視点も持ちながら、子育ての中で学んだことも視聴者の方に還元できるといいなと思っています」

まつお・ゆみこ
 テレビ朝日アナウンサー。1979年宮崎県生まれ。慶應義塾大学総合政策学部卒業。2002年テレビ朝日入社。「グッド!モーニング」で長年メインキャスターを務めるなど報道番組を中心に活躍。新潟県中越地震や東日本大震災では被災地でも取材、リポートを行った。「題名のない音楽会」では15年から4年半進行役を務めた。

記者の一言
 学生時代を過ごした藤沢には思い出がいっぱい。「バスケットボールサークルの仲間と『スラムダンク』の聖地巡りをしたり、湘南の海で遊んだりしたことも懐かしいです」。最近、県民ホールで神奈川フィルの公演がある日には山下公園で息子さんと遊んでいるそうだ。川瀬さんのコラムでも一家の日常を垣間見ることができるが、原稿を松尾さんがチェックしてくれることもあるらしい。「言葉が気になってしまうことがあって」と恐縮されていたが、ありがたい。今後もよろしくお願いします。

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