芥川賞を受賞した「破局」(河出書房新社、1540円)。ストイックに自己を管理する大学生の陽介が、セックスや不条理な人間関係を通して破綻していく姿を一人称でつづった。奇妙な読後感が残るのが特徴だ。「変わった小説と評されるのはうれしい。今までにないということだから」
デビュー作の「改良」では、…
作家・遠野遥さんに聞く 「『破局』以上、まだまだ書けます」
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「破局」(河出書房新社/1540円) [写真番号:1152439]
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