「大さん橋の1番出入り口は、学生時代に仲間と一緒に正月を迎えた思い出の場所。ここから見るみなとみらいが好き」。そう話す戸原りささん(23)は7月から、横浜港大さん橋国際客船ターミナルを管理運営する総務スタッフとなった。
横浜生まれ。曽祖父が日本郵船で働いていたことで自然と船や港が好きになった。大学卒業後、旅行会社勤務を経て、大さん橋の指定管理者となった横浜港振興協会に4月に就職した。
「大好きな大さん橋で、客船の近くで働きたいという夢が実現できた」と満面の笑みで話す。将来の夢は英語を使いこなし、東京五輪に向けて増加する外国人客をもてなすこと。「多くの人たちにとって居心地が良く、使いやすい場所にしていきたいですね」