飲酒にかかわる事故を防ぐため、航空機や電車、バスなどの交通機関の操縦や運転に携わる者には乗務前のアルコール検査などの規定が導入されている。
昨年12月、米領グアムで衝突事故を起こした商船三井客船のクルーズ船「にっぽん丸」の日本人男性船長から事故後にアルコールが検出されたことは、大きな衝撃を与えた。横浜海上保安部などは、飲酒の疑いがあるとして事故との因果関係を調べている。
船は乗組員の生活の場でもあり、航海中、当直時間以外に息抜きが必要との声もある。しかし、安全運航が何よりも基本。見張りや操船時は酒気帯び状態はあってはならない。