
「あっ、虹が出ている」。親子連れが指をさした。陸上と海上から放水を受けて、7色の“架け橋”が横浜港の青空に浮かび上がった。
新春恒例の「横浜消防出初式」が13日、横浜市中区の横浜赤レンガ倉庫イベント広場などで開かれた。市消防局と消防団、海上保安庁消防船も加わった一斉放水をどこから眺めるか。例年の悩みとなっている。
今年は大さん橋に近い「象の鼻パーク」から見ることにした。虹の麓には、1隻で消防車25台分の放水量を誇る消防艇「よこはま」があった。消防艇「まもり」とともに、市民の命を守る財産であることを示していた。