横浜市中区本牧ふ頭にそびえ立つ横浜港シンボルタワー。高さ約48・2メートルの白い塔は横浜航路を行き交う船に信号を送り、航路標識の役割を担っている。
上部4面に信号板が取り付けられ、アルファベットで入出港や注意の情報を送っている。回線用のパラボラアンテナやレーダー、気象測器なども設置されており、得られた情報は横浜市中区北仲通の第3管区海上保安本部にある「東京湾海上交通センター」(通称・東京マーチス)に送られる。
同センターでは、船の交通整理を担う「海の管制官」が無線で船の位置情報を知らせるレーダーや、「船舶自動識別装置(AIS)」の情報を基にレーダー画面に表示される速度、進路、船種を確認して事故が起きないように船に情報を提供する。浦賀水道航路を航行して、東京湾を出入りする船は1日当たり約500隻に達する。稲田健二所長は「海難事故を防止するために積極的に情報を発信している」と話す。
1986年7月に建設
安全見守る横浜港シンボルタワー 眺望抜群、憩いの場にも
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市民の憩いの場にもなっている横浜港シンボルタワー=横浜市中区 [写真番号:1120525]
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整備が進む新本牧ふ頭 [写真番号:1120524]
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レーダー画面などを見ながら船に情報提供する「海の管制官」=横浜市中区の東京湾海上交通センター [写真番号:1120523]
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【1】「I」の文字の点滅入航信号入航船は入航可・全長50メートル(総トン数500トン未満の船体は除く)以上の船舶は出航禁止 [写真番号:1120526]
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【2】「O」の文字の点滅出航信号出航船は出航可・全長50メートル(総トン数500トン未満の船体は除く)以上の船舶は入航禁止 [写真番号:1120527]
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【3】「F」の文字の点滅自由信号全長160メートル(油送船は総トン数1000トン)以上の船舶は入出航禁止・上記以外の入出航自由 [写真番号:1120528]
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【4】「X」の文字と「I」の文字の交互点滅注意信号間もなく「I」の文字の点滅に切り替わる [写真番号:1120529]
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【5】「X」の文字と「O」の文字の交互点滅注意信号間もなく「O」の文字の点滅に切り替わる [写真番号:1120530]
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【6】「X」の文字と「F」の文字の交互点滅注意信号間もなく「F」の文字の点滅に切り替わる [写真番号:1120531]
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【7】「X」の文字の点滅注意信号間もなく「X」の文字の点滅に切り替わる [写真番号:1120532]
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【8】「X」の文字の点灯禁止信号港長の指示船以外入出航禁止 [写真番号:1120533]