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見聞遊学
横浜・みなとみらいの絶景楽しむ空中散歩 エア・キャビン

横浜みなと新聞 | 神奈川新聞 | 2022年7月4日(月) 11:40

大観覧車やホテルを背景に走るロープウエー

 平日の昼下がり。抜けるような青空を見上げて思い立った。「これは絶好の撮影日和かも」。一眼レフカメラを握りしめ、横浜・みなとみらい21(MM21)地区へと急いだ。

 目当ては、国内初の都市型ロープウエー「ヨコハマ・エア・キャビン」。観光地の新名物として昨年4月に開業し、わずか1年でミナトの光景に溶け込んだ印象がある。未体験の記者は、当コラムの取材とかこつけて「空中散歩」の機会を心待ちにしていた。

 駅舎の一方はJR桜木町駅前の広場にある。「休日にはいまだに1時間待ちの列ができる」(スタッフ)という人気ぶりに驚き、千円の片道券ではなく、奮発して1800円の往復券を購入。いざスタート地点へと向かった。

 ゴンドラは段差のないバリアフリー対応。4人掛けの座席が向かい合って配置されている。前後左右の開放的な窓から、360度のパノラマが楽しめる設計だ。

全36台のゴンドラがひっきりなしに行き交う=横浜市中区

 地上約40メートルの最高地点を目指し、機体は徐々に高度を上げていく。車内に流れる心地よい音楽が、穏やかな時間を演出してくれる。

 進行方向の左手には、横浜ランドマークタワーを頂点とする高層ビル群と観覧車、そしてヨットの帆に似たヨコハマグランドインターコンチネンタルホテルがのぞく。眼下には汽車道と海。「横浜と言えばこれ」という絶景に、無我夢中でシャッターを切った。

 新港地区・運河パークの駅舎まで630メートルの道中、対向のゴンドラと次々にすれ違う。全36台の縦列を車内から撮影するのも一興かもしれない。そんなことを考えているうち、あっという間に反対側へ到着した。

 降車までは7分足らず。あまりにも名残惜しく、すぐさま反対方向のゴンドラに乗り込んだ。この日の撮影枚数は165枚に上った。(武田 晃裕)

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