日本の貿易量(輸出入合計)の99%以上を占める海運。その一大拠点・横浜港で、貿易実務や荷役、輸送などを担うスペシャリストを養成しているのが、港湾職業能力開発短期大学校横浜校(港湾カレッジ、横浜市中区)だ。同校港湾流通科の智田幹弥・職業能力開発准教授(50)は、国際貿易港の未来の発展に欠かせない若手人材に「多くの人の生活に役立っている仕事だと伝えたい」と話す。
港湾カレッジは1972年の開校で、これまでに1600人超を輩出。港湾地区で荷主の代わりに輸出入手続きや貨物の搬出入、受け渡しなどを行う…
育て、国際貿易を担う人材 即戦力を養う港湾カレッジ
港湾・物流産業のスペシャリストを養成する港湾カレッジ=横浜市中区 [写真番号:462347]
「玉掛け実習」で、ワイヤをクレーンに掛け荷物をつって安全に移動する方法を学ぶ女子学生ら=港湾カレッジ [写真番号:462345]
智田幹弥・職業能力開発准教授=港湾カレッジ [写真番号:462346]