川崎市の人口は昨春、150万人を突破した。日本が人口減少に転じる中、同市は右肩上がりで市民が増えている成長都市である。
待機児童対策など人口増に伴う行政需要に応えつつ、高齢化への備えを急がねばならない。市本庁舎建て替えや京急大師線連続立体交差といった大型事業もめじろ押しだ。拡大一途の歳出面の改革にどう道筋をつけるか、昨秋の市長選で再選を果たした福田市長の手腕が試されよう。
2018年度から市総合計画の第2期実施計画(4年間)が始まる。政策体系別に各年度の施策・事業が位置付けられ、福田市政の2期目を方向付けるものとなる。
計画の着実な推進とともに