横浜市青葉区の学校法人桐蔭学園キャンパスでこのほど、地産地消の大切さなどを学ぶ地域交流イベント「桐蔭マルシェ」が開催された。地元青葉区の自治会や商店街、NPO団体などがブースを出展、千人以上の市民でにぎわった。
イベントは昨年9月に引き続き2回目で、「食とエネルギーの地産地消」をテーマに実施。地場の農産物の販売のほか、桐蔭横浜大学の宮坂力特任教授が開発した次世代エネルギー「ペロブスカイト太陽電池」の紹介といった多数の催しが繰り広げられた。
同大の学生による家庭で余った食品を集めて寄付する「フードドライブ」や、キャンパス内で採れたタケノコ販売の売り上げを災害支援団体に寄付するなどの社会貢献活動も合わせて実施。桐蔭学園の溝上慎一理事長は「地域の方々との交流を促進するメディアの役割を担いたいと考えているが、今回は大変なにぎわいで大成功だった」と総括。今後は「地域の活動を集めたイベントとしての質を上げ、イベントを農作物や加工品などを買う導線にできればと考えている」と期待した。(下屋鋪 聡)
(企画・制作=神奈川新聞社「2030 SDGs」編集室)