プラスチック使用製品の資源循環について考える「ヨコハマRePLASTIC(リプラスチック)フォーラム」がこのほど、横浜市庁舎1階アトリウム(横浜市中区)で開かれ、企業関係者など約200人が参加した。横浜メディアビジネス総合研究所(神奈川新聞社とテレビ神奈川、tvkコミュニケーションズの3社による共同事業体)と横浜市資源循環局の主催。
経済産業省産業技術環境局の吉川泰弘総括補佐が「プラスチック資源循環の現状と展望について」と題して講演。プラスチック使用製品の設計から再生利用までの資源循環促進へ、今年4月施行された「プラスチック資源循環促進法」について説明した。プラスチック使用製品のごみ分別・回収方法を変更した渋谷区や、生活用品製造のほか流通、リサイクルの各事業者と自治体が連携し詰め替え製品パックの自主回収を行う神戸市の事例などを紹介した。
会場には、プラスチック対策やSDGs推進に取り組む16の企業、団体などがブースを出展。関東学院大理工学部は、医療用の廃プラスチックと廃竹材を使ったリサイクル食器を開発しキャンパス内で販売する取り組みを紹介。来場者と情報交換する姿が見られた。(遠藤 陽子)