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神奈川大の実践(5)循環経済へ 日常生活で課題意識

PR | 神奈川新聞 | 2022年6月20日(月) 05:00

 古い絵本を使った壁紙、小さな子供も扱える軽い段ボール家具、鉛筆の削りかすを再利用した鉛筆…。道用大介准教授(経営学部国際経営学科)のゼミ生14人が今春参加したプロジェクト試作品の一部だ。デザインや工学などを横断的に学ぶ学生が、サーキュラーエコノミー(循環経済)をキーワードに、社会課題を解決すべく取り組んだ。

企業との〝化学反応〟に期待

左から道用准教授、吉津さん、髙橋さん。みなとみらいキャンパスの「ファブラボ」は3Dプリンターなどのデジタル機器を備えており、ゼミで利用している。学生以外も利用できるため、学内と外部の〝化学反応〟に大学側は期待を寄せる

 「製造業の改善活動を研究してきたが、上意下達ではなく個人が企業の課題を発見、解決を目指すことで組織の多様な課題に目配りできると考えている。3Dプリンターなど技術の進化もあり、企業だけでなく社会の一人一人が経験を生かし、製品の課題解決に取り組む時代が到来する」と道用准教授。今回の取り組みはその第一歩と説明する。

 3月末、学生は個人やチームで製作した試作品を企業6社の前で発表した。吉津みるるさん(3年)は果物の皮を使ったマドラーづくりに挑戦。「海外の事例を見て果物の皮を使うことを思いついた。パイナップルの芯のマドラーは甘みがあり好評でした」と話す。

 企業との連携は学内の社会連携センターが橋渡し役となり、サーキュラーエコノミー支援事業などを行う「サーキュラーヨコハマ」らが協力した。同事業を行うハーチ社の室井梨那さんは「企業が考えるサステナビリティーはビジネスの視点だが、学生は異なるところから発想していた。プロジェクトをきっかけに、ゴミ分別をより意識するなど私自身、日常行動が変わった」と話す。学生から、街にあるリサイクル製品は“きれいすぎて”循環のストーリーが見えないという意見を聞き「目からうろこだった」と道用准教授は振り返り、「売っている製品をただ選ぶのでなく、自ら改善するマインドを養ってほしい」と続ける。

 食品ロスに課題を感じていた髙橋夏実さん(3年)は「食品以外、例えば季節ごとのセールの意味についても思いを巡らすようになった」という。直井美希さん(同)も「プラスチック問題はレジ袋有料化やストロー削減だけではないと感じている」と話す。日常生活の多様な課題を意識するようになった学生たち。そこには製品や社会のあり方を改善する力が潜む。(椿 真理)

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