脱炭素化実現とSDGs推進に向けて、横浜市地球温暖化対策推進協議会(会長=松本真哉横浜国大大学院教授)と横浜市は1月29日、「企業等×学生の環境課題解決マッチング会」をオンラインで開いた。市内からフェリス女学院大と横浜国大の計6チームが参加、アイデアを競った。
マッチング会は2017年度から開催。今回はイケア・ジャパンIKEA港北、大川印刷、横浜八景島、Looopの4社が解決したい課題を提示し、学生たちは事前のヒアリングや調査・研究を通じ、具体的な解決策を提案した。
審査の結果、最優秀賞には横浜国大・植野チームの「八景島シーパラダイスうみファーム事業」に関する提案が選ばれた。「魚の視点」を取り入れた、水中ドローンを活用する新事業の展開など、具体的な分析・内容が高い評価を受けた。
また、太陽光発電システムや再生可能エネルギーなどを手掛けるLooopに同大・坂西チームが提案した「企業の意思決定権を持つ親世代に脱炭素経営の必要性を理解させるには」が優秀賞を受賞した。
このほか、県立希望ケ丘高校の4チームが環境学習の成果を発表した。(波多野 寿生)
(企画・制作=神奈川新聞社「2030 SDGs」編集室)