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13歳野菜ソムリエプロ×JA神奈川県中央会・連合会会長
未来へつなぐ神奈川の農業 食や農の大切さを考える

PR | 神奈川新聞 | 2022年1月14日(金) 00:00

神奈川の農業や直売所の魅力を語り合った、(右から)緒方さん、大川会長、濱村さん=横浜市中区

 昨今のコロナ禍などにおける社会状況下において、食の安全・安心に対する関心が高まりをみせています。加えて、世界的な人口増加や気候変動に伴い、より食糧生産が重要視される中で、持続可能な農業を展開しなければなりません。この対談では、「食や農の大切さを未来へつなぐ」をテーマに13歳の野菜ソムリエプロ・緒方湊さんと、JA神奈川県中央会・連合会大川良一会長がともに考えます。

※文中敬称略
(司会・tvk「かながわ旬菜ナビ」旬菜キャッチャー 濱村春香氏)

きっかけは野菜図鑑

野菜ソムリエプロ 緒方 湊(おがた・みなと)氏 2008年3月生まれ。横浜市出身。6歳で野菜づくりを始める。8歳で野菜ソムリエ、10歳で野菜ソムリエプロに合格(いずれも当時の最年少記録)。横浜DeNAベイスターズの大ファン。

 司会 緒方さんは神奈川新聞の「教えて!野菜博士」という連載で、野菜や果物の魅力を発信しています。6歳から野菜づくりを始め、野菜ソムリエ、野菜ソムリエプロに最年少で合格するなどの経歴をお持ちですが、野菜に魅力を感じたきっかけは何ですか。

 緒方 幼いころから野菜はもちろん、野菜も肉も魚も全部大好きな食いしん坊でした。2、3歳のころ、お出掛けする際にはミニトマトを持っていくなど、野菜を常に食べていました。小学校入学当時に野菜図鑑を買ってもらい、ますます興味を持ちました。今は野菜ソムリエ、野菜ソムリエプロの資格を持っていますが、それ以外の野菜にまつわる資格も受講しています。

 司会 野菜の図鑑にはどんなことが書いてあって、関心を深めたのですか。

 緒方 例えば、トマトやナスのコーナーに珍しい品種が掲載されていて、食べたことがないものがあり、店頭に並んでいると、お母さんに「これ買って」と頼みました。そうやってどんどん食べていって蓄積した知識が今も生きています。

 大川 野菜嫌いなお子さんが多いなか、それだけ興味を持たれてきた、ということは野菜が本当に好きなのでしょうね。嫌いな野菜はありますか。
 
 緒方 唐辛子やわさびが苦手でしたが、最近はお寿司に少量入るわさびくらいなら食べられるようになりました。

JA神奈川県中央会・連合会会長 大川 良一(おおかわ・りょういち)氏 2011年にさがみ農業協同組合(JAさがみ)代表理事副組合長、14年から同代表理事組合長。20年6月から現職。寒川町出身。68歳。

 司会 私は旬菜キャッチャーとして取材先で獲れたて野菜や手料理をいただき、野菜の奥深さを感じています。また以前、海外旅行に行ったときにも、国産野菜の品質の高さに気づかされました。緒方さんが野菜に関心を持ったきっかけについて大川会長はどう思われますか。
 
 大川 自分の過去を振り返ると、トマトや牛乳、チーズが苦手でした。大人になってだいぶ克服しましたし、体にいいものとして食べていますが…。当時は野菜の種類も決まっていたし、これが食べたいという意志がそれほどなかった気がします。 
 時代は変わって野菜の種類も増え、新鮮なままで食卓に載るようになりました。これからも野菜の良さやおいしさの宣伝をお願いします。

神奈川県産野菜の魅力

<司会>tvk「かながわ旬菜ナビ」旬菜キャッチャー 濱村 春香 氏

 司会 地元・神奈川の野菜の魅力はどんなところにあるのでしょうか。

 緒方 生産地と販売拠点が近いのが特徴です。近所では「浜なし」を栽培していますが、販売していることを示す赤いのぼりが立つころに、もうそんな季節かと感じます。学校への登校途中にも畑があり、例えば夏休みの前に小さかった野菜が、ひと夏を越えて大きく成長している光景を見ると季節を感じますね。

 大川 感受性豊かな13歳ですね(笑)。

 司会 神奈川の農業にはどのような特徴があるのでしょうか。

 大川 神奈川の農業の特徴は都市農業であり、生産者と消費者が近く、お互いの顔が見えることです。
 お魚も好きだとおっしゃっていましたが、三浦半島の方にも行かれたことはありますか。

 緒方 魚の行商を営んでいる方と縁があり、何回か朝市に行きました。

 大川 あちらで見た農場は横浜の近所で見るものよりも大規模で、ダイコンやキャベツなどの一大産地です。県内全般では、少量多品目で生産する農家が多いのが特徴で、農家も消費者との会話を思い浮かべながら、新しい品種にチャレンジすることもあります。
 また、イチゴ狩りやミカン狩りなどの観光農園も盛んで、お米や花卉(かき)、畜産も行っています。四季に合った多彩なものを育てることができる恵まれた環境があり、そういうところで緒方さんが育って、感じ取ってくれていたようですね。

 司会 地元・神奈川のおいしい農畜産物を手に入れられるのが、JAの直売所かと思いますが、地域における直売所の使命についていかがお考えでしょうか。

 大川 直売所を通じて地域農業と食文化を守る使命感を抱いています。県内のJAが運営する直売所は39店舗あり、生産者は消費者の立場に立って土づくりから丹精をこらし、安全・安心でおいしい農畜産物を提供して、安定した経営につなげます。消費者はその過程を知って鮮度がよい地元野菜を購入できる。それらの好循環を通じた「地産地消の拠点」を確立し、両者をつなぐ〝架け橋〟のような存在を目指しています。
 少量多品目ならば作ることができる高齢者や女性など、多様な担い手の育成にも支援をさせていただいています。生産者と消費者が顔を合わせる場として地域活性化にもつながり、実際にそういう交流が刺激になることも実感しています。ぜひ緒方さんにも直売所に対して若い観点からアドバイスをいただけたらうれしいですね。

神奈川の都市農業(撮影・古郡和敏氏)

“旬”を感じる直売所

 司会 緒方さんのJA直売所ならではの楽しみがあれば教えてください。

 緒方 直売所は行ったその時にしか収穫できないものが並んでいるので、とにかく旬を感じることができます。特に、タケノコが並ぶようになると春を感じますね。鮮度落ちが早いので直売所でよく買います。旅行先では高速道路の出口付近の直売所に寄ると、その土地ならではの野菜が売っていたり、名前がよく知られていない柿があったりするなど、「埋もれている逸材の宝庫」のようにも感じています。

 司会 直売所は新鮮さも特徴ですよね。

 大川 「朝採れ」という言葉があるくらい新鮮なものがあり、売れなければその日のうちに撤収してしまいます。一般的に市場で流通するには、収穫から市場を経て輸送し、店舗に並ぶまで時間を要します。その過程を経ずに直売所に並ぶ、鮮度の良さがあります。緒方さんにとって、魅力的な直売所はどのようなものですか。

 緒方 例えば、昔から伝わってきた伝統野菜や、多くは作れないけれど直売所になら出荷できるという個性ある野菜が、新鮮で割と安く買える。そういう珍しいものが売っていたり、収穫直後に近い状態で販売されていたりするところがいいですね。

 大川 ここにしかない珍しいもの、特徴を消費者も求めているということですね。

新鮮で多彩な地元産野菜を求めて消費者が足を運ぶ直売所

野菜嫌い克服の知恵

 大川 子どもたちにどうやって野菜を食べてもらうかがわれわれの課題でもあります。お母さん方にはどのようにアプローチすればよいでしょうか。

 緒方 仮にピーマンが苦手だったとして、それを無理矢理食べさせようとすると、他の野菜に対してもマイナスのイメージを持ってしまうように感じています。よくあるのが、どうしても食べさせようとして細かく切り刻みますが、細胞を壊してピーマンの苦みを一層引き出してしまいます。 
 無理しなくてもいいよ、というところから始め、まずはイメージを変えてもらう。おいしいと分かれば食べるはずなので、お母さん方に頑張ってもらって、ピーマンなら輪切りにするより縦に切ると苦みや青臭さが出にくい、というポイントを広めていけば、少しでも食べられるお子さんが増えるのではないかなと思います。

 司会 野菜の特徴を知っているからこそできる調理法で、それを知ることも大切ですね。

 大川 確かに刻んでしまいますね。そういう知恵を教えてもらって直売所でピーマンの食べさせ方、として紹介しましょうか。

 緒方 小学校低学年のときには、牛乳が苦手で飲めませんでした。給食の時間で余ったときに友達がお代わりをする光景を見て興味を持ち、飲んでみたらおいしかった経験があります。家庭でも家族が「おいしいよ」と食べていれば、子どもたちの気持ちにも変化が起きるかもしれませんね。

 大川 ところで、将来は農家になることも考えているのですか。

 緒方 今は各地の農家が後継者不足の問題を抱え、各地の伝統野菜も途絶えかけていると聞いています。農家になって知られざる野菜を広めたいと考えています。野菜のファンを増やし、消費拡大につなげられたらいいですね。

 大川 皆さんの食生活を支えるためにも農家が一生懸命に作った野菜、国産の良さを理解して食べていただけたらとも思っています。自給率不足を埋めるために輸入品にも頼らざるを得ない現状について、どのように感じていますか。

 緒方 輸入品の価格が安いのは家計にとって魅力ではあります。ただ、海外から輸入している間に時間が経過し鮮度は失われます。国産品は安さに負けない食への信頼、安全性などの良さがあります。全てを国産にはできなくても、国産が選ばれるようにアピールしていくことが僕たちにもできることですね。

 司会 一番好きな野菜は何ですか。それを使ったおすすめの料理を教えてください。

 緒方 この時期だと、カブですかね。我が家でも6種類を育てていて、輪切りにして塩こしょうで炒めただけの「カブステーキ」を作ります。冬の寒い時期のカブはトロトロで甘く、作り方も本当に簡単なので僕もよく料理します。野菜の栄養素については図鑑などで学びました。栄養などを知ればより食べる動機にもなるのかなと思います。

今後の農業への期待

 司会 緒方さんは、さまざまなメディアで野菜の魅力を伝えていますが、その中で感じていることを教えてください。

 緒方 野菜は毎日食べているはずなのに意外と知られていないことが多いように思います。例えば、神奈川にはこういう野菜があるということを知ってもらえたら、少しは食べたくなると思いますので、「以前紹介されていた野菜だ」と思い出してもらえるように存在をアピールすることも必要ではないでしょうか。

 司会 将来の夢やこれからの農業に期待することはありますか。

 緒方 各地に昔から伝わってきた伝統野菜などを作る農家になりたいと思っています。子どもたちの「将来なりたい職業ランキング」に農業が入ったらいいですね。

 司会 JAグループ神奈川の将来像について教えてください。

 大川 これまでの話を聞いて、若い人が将来農業を営みたいという気持ちを抱きやすいような環境づくりの必要性をあらためて感じました。農家が増えて野菜を作り、皆さんに食べてもらう。農業という職業が「将来なりたい職業ランキング」の上位に入れるように、努めていかなければならないのかもしれません。
 世界的な人口増加で、食糧生産がより重要視されています。食料自給率の向上に寄与するために、JAは「食と農を基軸として地域に根差した協同組合」として活動しています。緒方さんのような若い世代の方に身近に感じてもらい、「地元に農業はなくてはならない存在だ」と思っていただけるように事業を展開しなければなりません。
 また、JAグループの事業は野菜の直売だけではなく、人口減少や少子高齢化社会を見据えた、地域インフラの維持のために金融、共済、病院の経営など幅広く事業を営んでいます。あらゆる多様性に対応できる組織に発展させて、「食と農とこれを育む地域の大切さ」を未来につなげるように、なくてはならない存在感のあるJAグループ神奈川を目指してまいります。

 司会 最後に読者や消費者に伝えたいことをひと言ずついただけますか。

 緒方 地元にはこんなにいい野菜があるよ、ということを知ってもらいたいです。スーパーや直売所で見かけたら、手にとって実際に食べてくれたらうれしいです。

 大川 消費者の皆さんに地元神奈川の農業を知ってもらうことが大事です。「農家の応援団」と言っていただけるように、JAグループ神奈川として総合事業を通じて組合員をはじめ地域の皆さまにサービスを提供してまいります。

緒方さんサイン入り書籍 読者プレゼント

 緒方湊さんが執筆した書籍「野菜がおいしくなるクイズ」を読者10人にプレゼント。希望者は、郵便はがきに、郵便番号、住所、氏名、電話番号、年齢、この特集の感想を記入し、〒231-8445(住所不要)神奈川新聞社クロスメディア営業局広告部内「野菜博士の書籍プレゼント係」まで。FAX045(227)0765、メールkokoku@kanagawa-np.co.jpでの応募も可。1月31日必着。当選は賞品の発送をもって代えさせていただきます。応募いただいた個人情報は、本企画のみに使用します。

がんばる神奈川農業!

 本県の農業は、野菜・牛乳に代表されるように、生鮮品を中心に高い生産力を維持しています。
●野菜 239,551t 231万人分(1人当たりの年間消費量103.7kg)
●米  14,200t 26.8万人分(1人当たりの年間消費量53.0kg)
●果実 24,769t 53.3万人分(1人当たりの年間消費量46.5kg)
●鶏卵 19,112t 93万人分(1人当たりの年間消費量20.6kg)
●牛乳 30,947t 84万人分(1人当たりの年間消費量37.0kg)
●豚肉 9,168t 45万人分(1人当たりの年間消費量20.3kg)

全国で生産量トップ5に入る品目もあります!
ダイコン(全国5位)/キウイフルーツ(全国4位)/落花生(全国3位)/バンジー(全国3位)

※「わたしたちのくらしと神奈川の農林水産業 令和3年度版」より
 2019年度の生産量・落花生は18年度

(企画・制作:神奈川新聞社クロスメディア営業局)
(提供:JAグループ神奈川)

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