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大船渡市民の思い絵画に、相模原で展示/神奈川

社会 | 神奈川新聞 | 2012年3月2日(金) 00:01

大船渡市民が描いた港町や馬小屋の絵を紹介する山田さん=相模原市役所
大船渡市民が描いた港町や馬小屋の絵を紹介する山田さん=相模原市役所

東日本大震災で被災した岩手県大船渡市の市民が描いた絵が3、4の両日、相模原市南区で展示される。津波に流されずに残った絵や、震災直後の町の姿を刻んだ作品が並び、企画した有志は「作品には被災された方の思いがこもっている。少しでも伝われば」と呼び掛けている。

両市が友好関係にある縁から、郷土史研究家の山田真也さん=南区御園=が昨年10月に現地を訪問。沿岸部を中心にうずたかく積まれたがれきの山に圧倒されながらも、現地の芸術文化協会が地域で文化祭を開こうと準備していることを知った。

「厳しい状況の中でも、そうした動きがあることに驚いた。創作活動は前向きに生きる心の支えになっていると思った」。相模原でも作品を見てもらおうと、協会に依頼して大船渡市民の書や絵画、写真を送ってもらった。展示では作者のメッセージとともに、20点を紹介する。

大船渡市の石丸恭子さんは、被災した家の中から見つけた馬と遊ぶ孫の絵を出展。「近所の馬小屋に孫と遊びに行くのが楽しみでした。馬小屋は流出し、今となっては懐かしい一枚です」と寄せた。

佐々木千治さんは震災から2カ月がたち、絵筆を握った。海を真っ黒に描き、黄や白の油絵を幾重にも塗り重ねて震災から数日後の港町を表現した。作品には「がれきと化した港町の惨状にあぜんとなる。自然の猛威にただ驚くのみ。その心情をデフォルメしました」と添えている。山田さんは「心の復興は簡単でないが、展示が少しでも現地の方の力になればいい」と話している。

作品は市立大野南公民館(南区相模大野)での公民館祭りの中で展示。午前9時から午後4時まで。問い合わせは、同公民館電話042(749)2121。

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