
源平にちなむなどしたつるし飾りが、冬の北鎌倉地区を彩っている。市民らがつくる実行委員会が企画し、店舗に貸し出して飾ってもらっているほか、展示会も開催。同実行委は「将来は『北鎌倉つるし飾り祭り』にまで発展させていきたい」と話す。
閑散期の2~3月に街を活性化させ、地域住民や観光客を楽しませようと企画。昨年に催した試作展が好評を博した。
今年は、同地区の店舗などに参加を呼び掛けたところ、約70店が協力。軒先や店内に、源氏と平氏にちなんだ紅白の「源平つるし飾り」や千代紙を用いた飾りがつるされ、にぎやかな風情となっている。
同地区のかまくら陶芸館では、ちりめん細工を用いたり、香りが楽しめる飾りも並ぶ。同実行委は「作品で街が明るくなればいい。今年は第一歩。取り組みを多くの人に知ってほしい」と話している。
4月1日まで。同館の展示は午前10時~午後4時(月曜休館)で、入場無料。問い合わせは同館電話0467(24)9534。
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