1. ホーム
  2. ニュース
  3. 社会
  4. ミカンで被災地支援、仮設住宅で「対話」に一役/秦野

ミカンで被災地支援、仮設住宅で「対話」に一役/秦野

社会 | 神奈川新聞 | 2012年2月16日(木) 11:15

被災地に届けるためのミカンの収穫作業=秦野市平沢
被災地に届けるためのミカンの収穫作業=秦野市平沢

耕作放棄地の果実を東日本大震災の被災地支援に生かそうと、埼玉県在住の歯科医師らが、秦野市内の農家の協力を得ながらミカンの収穫作業に取り組んでいる。収穫したミカンは被災地の仮設住宅などに届けられ、被災者のうつ病対策を目的に、対話ボランティアのツール(手段)として活用される。

中心的に取り組んでいるのは、埼玉県狭山市の歯科医師田中健一さん(48)。過去に国際協力機構(JICA)職員としてブラジルで公衆衛生活動に参加したほか、2008年の中国・四川大地震でも救援医療チームとして被災地に入った。東日本大震災後は、津波で壊滅的な被害を受けた岩手県大槌町を中心に18回にわたって被災地に入り、医療支援などを続けている。

神奈川県中井町の障害者更生施設で非常勤医を務めている縁から、秦野市平沢の農家2軒の耕作放棄地に植生するミカンを数年前から無償で収穫させてもらっている。「今年は被災地の仮設住宅で暮らす人たちにおいしいミカンを届けたい。食べ物が不足しているわけではないが、話をするきっかけになる。被災者のうつ病対策が重要課題で、対話を継続していきたい」と田中さん。

ボランティア仲間を含めた7人が12日、はさみや脚立を持ってミカン約200キロを収穫した。田中さんらは車に詰める分のミカンを乗せて14日に被災地に向けて出発。福島県只見町を経由して大槌町に入る予定だ。

農家の山口シヅ江さん(67)は「最近はミカンがたくさんなっても親類が食べる程度。そのままにしておくと鳥が食べに来て、ほかの農作物まで荒らしてしまう。ミカンを収穫してくれるだけでもありがたいのに、思わぬところで被災者のお役に立ててうれしい」と笑顔を見せていた。

【】

ボランティアに関するその他のニュース

社会に関するその他のニュース

PR
PR
PR

[[ item.field_textarea_subtitle ]][[item.title]]

アクセスランキング