
「音楽のまち・かわさき」を掲げる川崎から東日本大震災の被災地へエールを送ろうと、震災から丸1年となる3月11日、川崎市川崎区内でチャリティーライブが開かれる。川崎で活躍するミュージシャン9組が出演。会場に募金箱を設置するほか、入場料金の8割を義援金とする。
音楽イベント企画会社「Dream Kingdom」(同市中原区、小泉浩一代表)の主催。同社は震災以降、チャリティーライブを重ねており、川崎での開催は3回目となる。
過去2回は入場料を取らず、募金箱で義援金を募る方式で実施。市を通じて計6万7481円を日本赤十字社に送った。募金が集まりにくくなってきたため、今回は入場料を徴収して義援金に充てることにした。
会場は川崎区小川町のライブハウス「川崎 Bottoms Up」。「被災地に光を 被災者に愛を 音力(おとぢから)fromかわさき」のタイトルを付け、被災地を思う気持ちを込めた。出演ミュージシャンは、いずれもインディーズ・シーンで活躍する9組で、川崎の路上やライブハウスでも活動している。かわさきFMでパーソナリティーを務める鈴木翔子さん(24)が司会を務める。
午後1時開演。大地震発生の午後2時46分には1分間の黙とうも行う。入場料は千円(ドリンク代別)。
支援物資を届けるなど、宮城県石巻市を2回訪問したという鈴木さんは「あの日に起きたことを忘れず、自分たちに何ができるのかを考え続けていきたい。そんな思いを会場で共有できたら」と話している。
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