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「あしたへ」歌い継いで、ボニージャックス故大町さん遺族が小学校に楽譜寄付/横浜

社会 | 神奈川新聞 | 2012年2月2日(木) 12:14

昨年7月に73歳で亡くなった男性コーラスグループ「ボニージャックス」の元メンバー・大町正人さんの遺品から、横浜の子どもたちのための合唱組曲「あしたへ」の楽譜百数十冊が見つかった。この曲を通して音楽の普及活動に取り組んでいた大町さんの遺志を継いでほしいと、横浜市西区などで4日に開かれる市小学校児童音楽会で、遺族が楽譜120冊を市教育委員会へ寄贈する。

♪YOKOHAMA/そこはいつでも/あしたがいる都市(まち)―で始まる「あしたへ」は1994年、横浜国際平和会議場のオープニングイベントを企画した大町さんが、知人の山川啓介さんに作詞、土田英介さんに作曲を依頼して完成させた児童合唱組曲。

歌詞には黒船来航や文明開化、太平洋戦争中の空襲など横浜の歴史が盛り込まれ、全6章を歌い上げると20分以上にも及ぶ大作で、イベントでは神奈川フィルハーモニーの演奏と、市立小学校の児童約750人による合唱で披露された。

大町さんはボニージャックスのリードテナーとして活躍したが、肝臓を患って2003年に脱退。その後は地元・横浜で合唱団を主宰したり、合唱祭を企画したりと、音楽の裾野を広げる活動を続けてきた。

中でも、自身の肝いりで作ったこの組曲には思い入れが強く、いずれは年末恒例の「第九」のように、「あしたへ」を歌う児童合唱祭を夢見ていたという。だが約2年前から病状が悪化し、昨年7月8日に泉区の自宅で息を引き取った。

楽譜は自宅の段ボール箱内にきれいにまとめられてあった。妻のますみさん(73)は「次に横浜でイベントを企画するときには、また合唱したいと準備していたのだろう。合唱祭などで歌い継いでもらいたい」と寄贈を思い立ったという。

市教委は、同音楽会に出演する89校にこの楽譜を1冊ずつ配布する予定だ。

市教委指導企画課は「横浜の歴史が詰まった曲。各校に持ち帰り、合唱指導などで活用してもらいたい」と話している。

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